滞在は、玄関の手前で始まる
電車を降りて、荷物を持って街を歩く。初めての宿に向かう人にとって、入口を見つけるまでの時間も宿泊体験の一部です。一棟ホテルを企画するときは、建物の中だけでなく、最寄りの駅からどのように見え、どう辿り着くかを確認します。
情報を、必要な場所に置く
到着前には場所と入口、玄関では入室方法、室内では設備の使い方。すべてを一枚の案内に詰め込まず、その場で必要な情報を届けると、読み手の負担を減らせます。看板、照明、写真入りの案内を、空間の意匠と一緒に考えることが大切です。
荷物の居場所をつくる
室内へ入ってすぐ、キャリーケースを置きたい人もいれば、先に手を洗いたい人もいます。玄関からリビングまでを図面上で歩き、大きな荷物を置いても動線を塞がないかを確かめる。こうした具体的な場面が、必要な床面積や収納を考える手がかりになります。
街を楽しむための、小さな接点
近くの店を一方的に並べるより、朝に歩きたい道や、雨の日でも過ごしやすい場所など、滞在の場面に合わせて街を紹介する。営業情報は更新が必要ですが、どんな気分で街へ出るかという視点は、ホテルのコンセプトにもつながります。
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